絆づくり通信 花結び
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2024年5・6月号

ネバネバ食材で夏に備えた体づくり!

 春から夏へと季節が移り変わっていくこの時期、急な気候の変化に体が追いつかず不調を感じやすくなります。そんな不調の改善にオススメなのが“ネバネバ食材”。さっぱりと食べられてスタミナがつくレシピで、元気な毎日を過ごしましょう!


ネバネバ食材で夏も元気に!

 「ネバネバ食材」と言えば、なんとなく体に良いというイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。納豆や山芋などに代表されるネバネバ食材ですが、このネバネバは腸内環境を整える働きや血圧・血糖値の上昇を抑える働き、消化の促進や胃粘膜の保護などが期待されています。また、これらの成分がビタミンやタンパク質など別の栄養素と組み合わさることで、より健康効果が高まると言われています。

納豆

納豆のネバネバ成分に含まれるナットウキナーゼは、血液サラサラ効果や高血圧の予防に働きます。


オクラ

ペクチンなどの水溶性食物繊維が豊富で、コレステロール値や血糖値の上昇を抑えたり、胃の粘膜を保護したり腸を整える働きがあります。


山芋

でんぷんの分解酵素であるアミラーゼなどの消化酵素を含んでいます。ネバネバ成分のマンナンが胃の粘膜を保護し、消化・吸収を助けてくれます。


めかぶ

アルギン酸やフコイダンと呼ばれる水溶性食物繊維が豊富で、血液サラサラ効果や高血圧予防、抗ウイルス作用があると言われています。


なめこ

ネバネバ成分の水溶性食物繊維が腸の調子を整えます。またβ-グルカンが免疫力の向上に働きます。



おすすめレシピ

材料(2人分) 1人分:約186.1kcal

●オクラ…5本 ●山芋…1/4本(約40g) ●豚肉(しゃぶしゃぶ用)…100g ●レタス…2〜3枚 ●ミニトマト…2〜3個 ●白ごま…大さじ1 ●塩…少々


作り方

①オクラはがくを取り、塩をふって板ずりし水で洗います。鍋にお湯を沸かし、2分ほどサッと茹でたらザルにあげ、粗熱が取れたら一口大に切ります。
②山芋は皮を剥いて短冊切りにし、ミニトマトは半分に切っておきます。
③再度鍋にお湯を沸かし、豚肉を色が変わるまで茹でます。茹で上がったらザルにあげ、水気を切ります。
④お皿にレタスを敷き、豚肉、オクラ、山芋、ミニトマトを盛り付け、白ごまを振りかけたら完成!

◎ポン酢やお好みのドレッシングをかけてお召し上がりください。




材料(2人分) 1人分:約235.6kcal

●油揚げ…2枚 ●オクラ…2本 ●納豆…1パック ●キムチ…40g ●塩…少々  ●スライスチーズ…1枚 ●ごま油…大さじ1


作り方

①オクラはがくを取り、塩をふって板ずりし水で洗い、輪切りにします。キムチとスライスチーズは粗く一口大に切っておきます。油揚げは油抜きをしてから半分に切り袋状にしておきます。納豆は付属のタレと軽く混ぜ合わせておきます。
②ボウルにオクラ、キムチ、納豆、スライスチーズを入れて混ぜ合わせ、油揚げに詰めたら、爪楊枝で口を閉じます。
③熱したフライパンにごま油をひき②を並べ中火で焼きます。1分ほど焼いたらひっくり返して両面にこんがり焼き目がついたら完成!


材料(2人分) 1人分:約37.8kcal

●山芋…1/4本(約40g) ●なめこ…50g ●カットめかぶ…1パック(40g) ●オクラ…2本 ●めんつゆ(ストレート)…大さじ3 ●水…200mL ●薄口醤油…少々 ●塩…少々


作り方

①山芋は皮を剥きすりおろします。オクラはがくを取り、塩をふって板ずりし水で洗い、輪切りにします。
②鍋に水とめんつゆ、薄口醤油を入れて火にかけます。煮立ったら弱火にしてなめこ、めかぶ、オクラを入れます。
③ひと煮立ちしたら火を止め、器に盛り付け、すりおろした山芋をのせたら完成!


アロエだより

アロエ畑リポート

坊津農場の様子をご紹介

 3月某日の坊津農場の様子です。厳しい冬の寒さを乗り越えたアロエたちが、南国の太陽を浴びてスクスクと育っています。また、アロエだけではなく畑のアチコチで雑草も元気に育っているため、毎日手作業で草取りを行っています。


  今号のイラスト

沖永良部島おきのえらぶじまのえらぶゆり』

イラスト:花結びスタッフ

  沖永良部島おきのえらぶじまは、奄美群島に属する島でサンゴ礁が隆起してできた島です。地下に200〜300もの大鍾乳洞しょうにゅうどう群が眠る洞窟探検の聖地としても知られています。1年中温暖な気候で「花の島」と呼ばれるほど花の栽培が盛んで、なかでも島の北東部に位置する「笠石海浜公園」では四季折々の亜熱帯植物を見ることができます。敷地内にある「笠石ゆり園」には、約4万球のユリが植えられており、毎年ゴールデンウィーク頃に約12万輪ものえらぶゆりが一面を彩ります。
 えらぶゆり(テッポウユリ)は、純白の花とほのかな香りが特徴で、正月花や春彼岸のお墓参りに欠かせない花として親しまれています。なかでも品種や育て方など厳しい基準で栽培したものだけが「えらぶゆり」と呼ばれます。