絆づくり通信 花結び
column
2024年3・4月号
シャッキリ脳をつくる 折り紙のすすめ
脳を活性化し、認知症を予防する「脳トレ」のひとつとして、昔懐かしい「折り紙」が注目されています。「昔、よく折ったなぁ」と幼い頃を思い出すことも脳の活性化につながります。「しばらく折ってない」という皆さんも、この機会にまた折ってみてはいかがでしょう。
脳を広範囲に活性化
手を動かすことは、体の他の部分を動かすよりも、はるかに脳を刺激します。まず紙に触れると、その感触が指から脳の感覚野に伝わり、大脳の前頭葉でどう折るかを考え、指に指令を送ります。さらに、全体像を把握し、順番通りに正しく折るには頭頂葉や側頭葉の働きも欠かせません。そのため、 10〜15 分程度折り紙に集中して取り組むだけで、脳は広範囲に活性化します。
楽しむほど効果がアップ!
1枚の紙から様々な立体のモノを作り上げる折り紙は、出来上がったときの満足感も格別。「キレイにできた!」という高揚感や満足感は認知症予防にもつながります。
楽しめば楽しむほどシャッキリ脳になれる折り紙。ご家族や友人と一緒に作ったり、作った作品を飾ったりプレゼントしたりと、ぜひ楽しみながら挑戦してみてください。
折り紙が手元になくても大丈夫!気に入った柄の包装紙やチラシを正方形に切って使うのもおすすめです。
今回は、おなじみの「ツル」と途中までは同じ折り方をする2 種類の折り紙をご紹介します。キレイに折るコツは、角を合わせて折り筋をしっかりつけること。ぜひ挑戦してみてください。
★指の動きを意識して折ると一層効果的!
★クリップなどの文具や飴玉・お菓子などの入れ物に!
何に使うか考えながら折ることも脳トレに!
今号のイラスト
『吹上浜 砂の祭典と桜』
イラスト:花結びスタッフ
「吹上浜 砂の祭典」は、例年5月に南さつま市で行われているイベントで、1987年8月に吹上浜の一部である新川海岸で日本初の砂のイベントとして始まりました。毎年異なるテーマで様々な砂像が作られ、「世界の史跡」がテーマの年にはエジプトのスフィンクスや中国の仏閣、オリンピック開催の年には開催地にちなんだ砂像が作られました。2003年からは5月開催へ変更し開催場所も変更、また2013年頃からは砂像展示だけでなく飲食ブースなども作られました。さらに2021年からは密集を避けるために開催エリアを複数に分け、南さつま市役所前の「まちなか」広場に3〜5m級のメイン砂像、その周辺に様々な砂像が展示されました。時代に合わせて変化してきた祭典は、大きな砂像だけでなく南さつま市の魅力を楽しめるイベントとして、地域の方々や観光客らを楽しませています。