絆づくり通信 花結び
column

2025年3・4月号

健康な体は毎日骨々(コツコツ)作ろう

 暖かい春を迎え、外出したり外で体を動かしたりする機会も増えるこの時期、少しのストレッチや運動で「丈夫な骨づくり」を目指しませんか。「人生100年」とも言われる現代、体の軸となる「骨」が元気であることは、健やかな毎日を過ごすことにも繋がります。毎日コツコツできる骨ケアについてご紹介します。


元気な体は骨づくりから

 私たちの体には約206個もの骨があり、体を支えたり内臓を守ったり、カルシウムなどの栄養を貯めておく働きがあります。骨は、カルシウムなどのミネラルとコラーゲンから作られており、古くなると壊され新しい骨に生まれ変わる新陳代謝を繰り返すことで強さを維持しています。しかし、年齢とともに骨量が減少してしまうことや運動不足などが原因で弱くなってしまいます。骨が弱くなると、ちょっとした衝撃でもケガや骨折などに繋がりやすくなります。元気な毎日のために骨が弱くなるのを予防することが大切です。


骨を強くするためには、運動栄養日光浴が大切です。

 カルシウムは丈夫な骨を作るために欠かせない栄養素。ただし、カルシウムだけでは骨を作ることができないため、他の栄養素の協力が必要です。


太陽の光(紫外線)は、骨を形成するために必要な栄養素であるビタミンDを皮膚の表面で作る働きがあります。


骨は、刺激を与えることで作られます。そのため、骨を丈夫にするために運動は欠かせません。


その場で5分間足踏みをするだけでも運動に!特別な運動を行うのではなく、普段の生活の中で体を動かすことを意識することが大切です。


アロエだより

  今号のイラスト

藺牟田いむた池と桜並木』

イラスト:花結びスタッフ

 藺牟田いむた池は、薩摩川内さつませんだい祁答院けどういん町の藺牟田池県立自然公園内にあり、7つの外輪山げりんざん※に囲まれた直径約1㎞、水深約3.5mの団扇状の火口湖です。様々な動植物が生息しており、希少な野生動植物種のベッコウトンボや水鳥が生息する重要な湿地として2005年にラムサール条約湿地に登録されました。また、池の北西側は湿原地帯であり泥炭で作られた「浮島」が多数見られ、温暖な地域で「浮島」が見られるのは極めて珍しく貴重であることから、1921年に国の天然記念物に指定されました。周囲約4㎞の湖畔には梅や桜などの並木があり、春は花見、秋は紅葉を楽しめるほか、サイクリングコースや森林浴の散歩道が整備されていたり、湖面ではボート遊びができたりと身近な自然を楽しむことができます。