絆づくり通信 花結び
column

2023年7・8月号

1日10分の健康週間!”第二の心臓”ふくらはぎをほぐして元気な毎日へ!

 健康な体であるためには、全身の巡りが良い状態であることが大切です。巡りを良くする方法の1 つとして知られているのが「ふくらはぎマッサージ」。ふくらはぎをほぐすだけと簡単にできるので、今日から一緒にやってみませんか。


 ふくらはぎは、膝の曲げ伸ばしや足首の動きなどに関わっている部位で、腓腹筋やヒラメ筋といった筋肉で構成されています。これらの筋肉にはポンプのような働きがあるため、下半身に溜まった血液を重力に逆らって心臓に戻したり、リンパ液などを体に巡らせたりすることから、ふくらはぎは“第二の心臓”とも呼ばれています。しかし、この“ポンプ機能”は、長時間同じ姿勢でいることや運動不足などが原因で弱まってしまいます。その結果、全身の巡りが滞りがちになり、むくみ・冷え・疲れ・肩こりなどの不調に。
 ふくらはぎマッサージは、ポンプ機能のサポートをするため全身の血行促進に繋がります。また、不要な老廃物の排出にも繋がるため、気になる不調の改善にも期待されています。


 ふくらはぎには、東洋医学で「経絡」と言われる生命エネルギの通り道がいくつも通っていると考えられており、ツボが多くあります。このツボを意識してふくらはぎをマッサージすると、より調子を整えられます。

委中・・・膝裏の真ん中のへこんだところ。むくみや膝の痛みに期待できます。
承筋・・・ふくらはぎの中央にあり、最も盛り上がっているところ。筋肉の緊張を和らげて血流を促進し、脚の疲れやだるさ、腰痛やこむら返りに期待できます。
承山・・・つま先立ちしたときに、アキレス腱と筋肉の境目にできる、ふくらはぎの中央のくぼんだところ。血行を促し、こむら返りや腰痛などに期待できます。

 親指の腹を使い、3~5秒かけてゆっくり押します。強く押しすぎず、痛気持ちいい程度に押しましょう。

※ 満腹時や飲食後、激しい運動の直後のツボ押しは避けてください。


 直立二足歩行をする人間の体は、重力の影響を強く受けています。全身に血液を送るためには心臓から血液を送るだけでなく、送った血液を戻すことが必要です。しかし、重力に逆らって下半身から心臓へ血液を戻すには心臓だけでは負担が増大になってしまうため、心臓からもっとも離れた位置に強靭な筋肉を集めてポンプの役割をする「ふくらはぎ」という器官ができたと言われています。犬や猫など4足で歩行する動物には“筋肉が盛り上がった”ふくらはぎは無いのです。


アロエだより

アロエ畑リポート

各農園のアロエの様子をご紹介!

 県内6 ヶ所にある自社農園では、各地の豊かな自然の中でキダチアロエがすくすくと育っています。

★化学肥料などは一切使わず育てています。

 化学肥料などは一切使わず育てています。農園によって生育環境が少しずつ異なるため、アロエの味にも影響がでることも。
添加物などを使って味が一定になるように調整するのではなく、何も加えないアロエそのものの力をご利用いただけます。


  今号のイラスト

荒平天神あらひらてんじんとひまわりの花』

イラスト:花結びスタッフ

  荒平天神(正式名称: 菅原神社)は、鹿児島県鹿屋かのや市の南西部に位置する神社です。県道68号線沿いの海に突き出た島のような岩山 (天神島)に建立されており、学問の神様とい われる菅原道真公がご祭神として祀られています。正確な創建年度は不明ですが、戦国時代の天文年間(1532年~1555 年)に創建されたのではと伝えられています。また大正12年 (1923年)に社殿は焼失したのですが、木造のご神体は奇跡的に無事であったと言われています。
 神社を参拝するには、潮の満ち引きによって姿を変える陸繋砂州りくけいさすの参道を通り、岩山の急な階段をロープを頼りに登っていきます。季節によっては満潮時に参道が海に浸かってしまうので注意が必要です。登った先には小さな拝殿と菅原道真公の和歌が刻まれた石碑、道真公の使いとされる臥牛がぎゅうの像の手水舎があります。また、絶景スポットとしても知られており、朱色の鳥居と岩山の緑、コバルトブルーの海のコントラストのある風景は 「鹿屋八景」に選ばれています。