絆づくり通信 花結び
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2023年5・6月号

医者いらず 食材で暑さにも負けない!ナスのからだ元気レシピ

夏野菜の1つであるナスは、煮る、焼く、揚げる、漬けるなど様々な調理法に合う万能野菜です。栄養の高いイメージを持たれにくい食材ですが、生活習慣病の予防が期待される食材でもあります。
今回はナスの持つチカラと簡単レシピをご紹介いたします。


「ナス」がもつ 栄養とはたらき

 「ナス」は、インド原産の野菜でナス科一年草です。日本では奈良時代から食されていたと言われており、元々は高位の者への進物などに使われるなど貴重な野菜でしたが、江戸時代頃から広く栽培されるようになり一般家庭でも食されるようになったと言われています。
 ナスは果実の約93%が水分であることから栄養がないと思われがちですが、「食物繊維」が豊富で便秘の予防・改善や血糖値の上昇を緩やかにしたり、血中コレステロール値を低下させたりする働きが期待できます。また「ビタミンC」や「ビタミンP」も多く含まれており、血管をしなやかにし、高血圧や血栓症の予防や改善に役立ちます。さらに、皮の色素「ナスニン」には抗酸化作用があり、コレステロール値を下げ動脈硬化の予防にも役立ちます。ブルーベリーなどと同じアントシアニン色素なので、視力や眼精疲労の改善にも効果的です。

※ナスは水分が多いため、体を冷やすと言われています。ショウガなど体を温める食材と一緒に食べることで冷え予防に!


簡単!おすすめレシピ!

フライパンで簡単に!
ナスをまるごと味わう!

さっぱり焼きナス

材料(2人分) 1人分:約164.6kcal

●ナス…2本 ●かつおぶし…適量
●サラダ油…大さじ2 ●ポン酢…大さじ2 
●大葉…5枚


作り方

①ナスはヘタを取り、1㎝幅に縦に切り水にさらす。大葉は千切りにしておく。
②フライパンにサラダ油を引き、水気をよく切ったナスを焼く。両面に焼き色がついたら火を止める。
③焼き上がったナスを器に盛り、大葉とかつおぶしをのせ、ポン酢をかけたら完成!

☆お好みでおろしショウガをのせてお召し上がりください。

ナスと豚肉は相性抜群!
疲労回復・夏バテ予防に

ナスと豚肉のネギだれ

材料(2人分) 1人分:約623.6kcal

●ナス…4本 ●豚肉(小間切れ)…200g ●白ネギ…1/2本 ●ショウガ…1片 ●塩コショウ…少々 ●酒…少々 ●片栗粉…少々 ●サラダ油 …大さじ1

A
●醤油…大さじ1 ●みりん…大さじ2 
●ごま油…大さじ1


作り方

①ナスはヘタを取り縦に4等分に切って、アク抜きをする。
②豚肉は一口大に切り、塩コショウ・酒を揉み込み、片栗粉をまぶしておく。
③白ネギとショウガをみじん切りにしてボウルに入れ、 Aを加えて混ぜ合わせる。
④フライパンにサラダ油を引き、豚肉を焼く。軽く火が通ったらナスを入れてしっかり焼く。
⑤全体に火が通ったら器に盛り、③のネギだれをかけたら完成!


☆お好みで刻んだ唐辛子を入れてお召し上がりください。

夏野菜でさっぱりと♪

ナスと夏野菜のマリネ風サラダ

材料(2人分) 1人分:約237.9kcal

●ナス…2本 ●トマト…1個 ●オクラ…2本 ●サラダ油…大さじ1

●オリーブオイル…大さじ2 ●レモン汁…大さじ1
●砂糖…小さじ1/2 ●塩…適量


作り方

①ナスはヘタを取り乱切りに、トマトはヘタを取り一口大に、オクラはヘタとガクを取り一口大に切る。
②ボウルにAの材料を入れ混ぜておく。
③フライパンにサラダ油を引き、ナスとオクラを入れて焼く。
④軽く焼き色がついたら火を止めて、②に入れトマトも加えて混ぜ合わせる。
⑤冷蔵庫で30分程冷やしたら器に盛り付けて完成!


ナスは長い歴史の中で様々品種改良がおこなわれ、各地の気候風土に根差した品種が数多くあり、丸型から細長いものや、漬け物に向くもの、焼き物に向くものなど、特徴を生かした郷土料理も地域に受け継がれています。日本では皮の色が黒紫色のナスが主ですが、白や緑色のナスもあります。

病気に強く栽培が容易な点や味の良さから、鹿児島では古くから栽培されています。


アロエだより

アロエ畑リポート①

工場建設に向けた
立地協定調印式が行われました!

 3月中旬、南さつま市旧栗野小学校にて、南さつま市とアロエ本舗との立地協定の調印式が行われました。調印式には南さつま市長をはじめ市議会議員の皆様と当社の社長・スタッフが出席。地元TV局や新聞社も取材に来ていました!
 4月から旧栗野小学校の一部の改装工事が始まり、10月頃にはアロエ葉を加工する製造工場が出来上がる予定です。

アロエ畑リポート②

坊津農場の様子

調印式が行われた旧栗野小学校から車で5 分程のところには坊津農場があります!この日は畑の一部でアロエの植え替えをするため、アロエを抜いた畑に残ったアロエの根っこを除く作業と土を耕す作業をしていました。


  今号のイラスト

『西郷隆盛像とアジサイの花』

イラスト:花結びスタッフ

 西郷隆盛像は、鹿児島市の中央公園近くにあり、「忠犬ハチ公」の制作者である鹿児島出身の彫刻家・安藤照あんどうてる氏によって制作され、1937年に完成しました。台座が約1.2m、銅像本体が約5.7mの大きさで、陸軍大将の制服姿で城山を背景に堂々とした姿で立っています。
 明治維新で活躍した薩摩藩士の一人である西郷隆盛は、1827年に薩摩藩の下級武士の長男として生まれました。「郷中ごちゅう教育」と呼ばれる地域の武士の子を集めて厳しくしつけ育てる自治組織で学んだ西郷は、28歳の時に薩摩藩主・島津斉彬なりあきらに見い出され、斉彬から多くの影響を受けたと言われています。江戸城無血開城や明治新政府樹立などの功績を残し、鹿児島に帰郷後は郷土の青少年の教育を行いました。その後、西南戦争で新政府軍と戦い敗北し、この城山の地で自刃しました。
 銅像が建つ場所の道路を挟んだ向かい側には、西郷隆盛の愛犬ツンの銅像もあり、愛犬と西郷隆盛を一緒に撮れる撮影スポットもあり、人気の観光スポットの1つです。