絆づくり通信 花結び
column
2022年3・4月号
今日からできる!手軽にチャレンジ!お家でミニ菜園づくり
近年、家庭菜園をされる方が増えています。特に、家の中でも簡単に育てられる葉物系の野菜やハーブは料理に使うことも出来て便利!今回は、家の中で手軽にできる野菜づくりをご紹介いたします。
手軽に採れたて野菜を!
「家庭菜園」には、屋外の畑で育てる〝露地栽培〟をはじめ、ベランダなどの狭い空間でもできる〝プランター栽培〟や〝袋栽培〟、土を使わずに水と培養液だけで育てる 〝水耕栽培〟など、本格的なものから、手軽に始められるものまで様々な栽培方法があります。
特に、水耕栽培は土を使わないので家の中でも手軽に始められます。
また、気軽に始めるなら、栄養価が高い食品として注目されている「スプラウト(野菜の新芽)」がおススメです。キッチンや窓辺など家の中のちょっとしたスペースで土を使わずに育てられますし、成長も早いので毎日の変化を楽しみながら育てることができます。
水だけで育てる!「ルッコラのスプラウト」
栽培容器は100円ショップ等で販売されている水切りがついた容器を使うと便利です!
清潔な容器に、スポンジが浸かるほど水を入れたら、タネが重ならないように撒きます。
発芽するまでは、新聞紙などを被せて遮光し、毎日水替えをします。
2~3日で発芽。毎日水替えを行い、5~6㎝ほどまで成長したら日光に当て緑化させます。
10㎝ほどまでに大きく成長したら、収穫!水で軽く洗ってから食べましょう。
お茶パックを使って育てる!「かいわれ大根」
バーミキュライトとは…
苦土蛭石という鉱物を細かく砕いたもので、土の性質を補う役割を持つため、土を使いたくない場所での栽培や水耕栽培で役立ちます。
お茶パックを裏返し、半分くらいまで基本用土を入れます。タネが重ならないように撒いたら、薄く基本用土を被せ、霧吹きを使って水をたっぷり与えます。
発芽するまでは、遮光して育てます。水は毎日あげましょう。
5~6㎝ほど成長したら日光を当てて緑化させます。
10㎝ほどにまで成長したら収穫!
「豆苗」
豆が浸らないくらい水を入れ、毎日水替えをするだけで、グングン伸びていきます。豆から5㎝ほど上にある脇芽の上でカットすると、繰り返し収穫ができます。
「ニンジン葉」「大根葉」
切り落としたヘタの部分を水につけておくと、ヘタの切り口から葉が伸びていきます。毎日水替えをして10日ほどで収穫できるくらいまで成長します。
「キャベツ」
芯をコップに入れて、4分の1くらいが浸る程度の水を入れておくと、芯の隙間から新しい葉が生えてきます。
※水の腐りやすい夏場は、1日2回水を替え、菌の繁殖に注意しましょう。また水の入れ替え時に野菜や容器にヌメリがないか確認し、ヌメリがある場合はキレイに洗い流しましょう。
※収穫した野菜は、軽く水洗いし加熱してから食べましょう。
元々は1921年に霧島市の宮内小学校の教師・石黒ヒデさんによって学芸会用の劇中歌として作られた歌で、鹿児島民謡の普及活動によって県内に広まりました。
ある茶店で客が「茶椀蒸し」を注文したが、主人も店員も「茶椀蒸し」を知らず。客に出した茶碗に虫がいたと勘違いした主人は、店員を呼びつけ「お前は茶碗を洗ったのか?茶椀に虫がついているとお客さんが言っているぞ。」と怒り、店員が歌のように言い返す。その様子にお客さんが大笑いするという、「茶碗蒸し」と「茶碗虫」を勘違いする様子を歌っています。
今号のイラスト
『柏原(かしわばる)海岸とルーピン畑』
イラスト:花結びスタッフ
柏原海岸は、肝属郡東串良町に属し、大隅半島の中部東端、日南海岸国定公園の南端に位置しています。東串良町から隣の志布志市まで続く長さ約16㎞の海岸で、志布志湾に面しており、近くには志布志国家石油備蓄基地があります。また、県下三大名勝地の1つに数えられる砂丘地もあり、そこには、町民らの手によって植えられた町花「ルーピン」の畑が南北に約1㎞も広がっています。
ルーピン(別名:黄花ルピナス)は、アメリカ原産のマメ科の植物で、真っすぐに伸びた茎に小さい黄色い花が咲き、藤の花に似た花が空に向かって咲く様子から「ノボリフジ」とも呼ばれています。柏原海岸では、かつては緑肥用として栽培されていましたが、現在は観光用として栽培されており、毎年3月下旬から4月上旬に見頃を迎え、まるで黄色の絨毯のように広がる満開の黄色い花と青空のコントラストは、訪れた観光客を目で楽しませてくれます。また、ルーピンの開花に合わせて、潮干狩りや演芸大会などが催される「ルーピン祭り」も開催されています。
まれに、競走馬の調教が行われており、運が良ければ調教風景を見る事ができるかもしれません。