絆づくり通信 花結び
column

2021年9・10月号

【特集】いつまでもしっかり動けるカラダは正しい姿勢から!

「健康は姿勢から」と言われるほど、姿勢は健康に影響を与えると考えられています。いつまでも元気なカラダをつくるために、まずは姿勢を整えることから始めてみませんか。

「立つ」動作は人間の基本。「正しい姿勢で立つ」ことから始めましょう。

 姿勢は「生活を映し出す鏡」とも言われ、例えば、デスクワークで背中が丸まることが多い人は、普段の姿勢も前かがみになってしまうなど、普段の動きのクセや生活習慣が姿勢として現れます。姿勢が悪い状態が続くと、筋肉や関節への負担が増え、肩こりや腰痛などを引き起こしやすくなります。また、背中が丸まることで転倒しやすくなることもあります。しかし、姿勢を正そうと思っても、いきなり良い姿勢を続けるのは難しいです。そこで、まずは人間の動作の基本である「立つ」姿勢を意識してみましょう。
 私たち人間は、二足歩行をする唯一の動物です。元々不安定な2本の足で体を支えているため、悪い立ち方が続くと重力のダメージが体に蓄積され、疲れやすくなってしまいます。なるべく体に負担をかけずに立つことがとても大切です。

アロエ畑リポート
屋久島のアロエ畑の様子をご紹介します。

苗の植え付けから2~3ヶ月が経過し、屋久島の温暖な気候の中、順調に育っています。土を入れ替えたり石を除去したりせずに、自然をそのまま生かした栽培を行っているため、畑には大きな花崗岩も埋まっています。あえて風土を生かすことで、屋久島の気候にあった養分を蓄えたアロエが育つと考えています。

 ▼今年7月の畑の様子です!

 ▼畑の近くにはヤクシカが!

食害はありませんが、1m以上の柵を越えて畑に入ってきては、植付けたばかりのアロエの苗を抜いて遊ぶ?こともあるとか!

畑近くの観光地から見えた屋久島の海と空!

  今号のイラスト

高山こうやまやぶさめ祭とコスモス』

イラスト:花結びスタッフ

 「高山こうやまやぶさめ祭」は、肝属郡肝付町きもつきぐんきもつきちょう四十九所神社しじゅうくしょで約900年にわたり受け継がれている伝統行事にちなんだ町内最大のイベントです。毎年10月の第3日曜日に開催され、流鏑馬の他に花火大会や武者行列パレード、えっがね(伊勢海老)味噌汁の無料配布や魚のつかみ取りなど様々な催しが行われ、町は多くの人々で賑わいます。
 祭り一番の見どころである流鏑馬やぶさめは、武芸や競技としてではなく、国家安泰、五穀豊饒、悪疫退散を祈願する年占いの儀式として行われます。全国的に成人の射手いてが多い流鏑馬ですが、「高山やぶさめ祭」では、町内に住む中学2年生の男子1名が射手を務めます。選ばれた射手は約1ヶ月稽古を続け、数々の儀式を経て祭り当日を迎えます。弓受けの儀により神の使いとなった射手は、神馬とともに約330mの馬場を3回駆け抜け、合計9本の矢を放ちます。馬の足音と射手の掛け声だけが響く静けさの中、矢が的に命中した瞬間、神社の杜に大きな歓声が沸き起こります。
 秋の花として有名なコスモスは、ピンクや白、黄色など様々な色合いの花が風にそよぐ姿が美しい草花です。一定の環境が整っていると簡単に自生するため、日本全国で花を咲かせています。花言葉には「調和」や「乙女の純真」などがあります。